統計データを使う
- 2023/06/19
- 21:51

2023年 FXのはじめ方その22 統計データを使ってみる
最初から「まだ読んでいません」という方は以下のリンクよりどうぞ。
http://fxschoolfl.blog.fc2.com/blog-category-12.html
今回は ” 統計データの使い方について ”
統計とは何なのか?
詳しくは統計学というものになりますので、ここでは深堀しません。
相場ではチャートの情報を集め、「分析」し、優位性のあるものを見付けようというものです。
ここで重要となるのが、分析になります。
分析とは、 ある物事を分解して、それらを成立させている成分・要素・側面を明らかにすること。とあります。
ややこしいですね。
単純に言えば、移動平均で数値的に優位性があるのか?
フィボナッチ、MACD等ではどうか?
という風に、インジケータを使って分析したりするわけです。
他にも日本時間の仲値、ロンドン、ニューヨークオープンや指標時の動き、窓埋め等
多種多様な見方、分析の仕方があるわけです。
先に申し上げておきますと、統計データをインジケータ等で分析しても優位性は確認できません。
もしくは、僅かな優位性しかなく、スプレッドやマイナススワップによって打ち消されてしまいます。
また、短期的には優位性が発生するが継続しません。
短期的に勝てるが続かないやり方です。
EAが継続的に数値が出せなかったり、相場状況に合わせパラメータ設定の変更や稼働ON/OFFの切り替えが必要な理由でもあります。
今回の分析は、上述したような、それで利益を出そうというものではありません。
トレードをする上で、有利な時間帯というのはあるのかどうかを統計的に探ってみようというものです。
有利な時間というのも、どの様なトレードをするかによっては違いは出てきます。
例えば日足を使ったスイングならば、それより下の各時間の動きは全く無関係。
4時間足でも利確までの時間を考えると、余り優位なデータは得られるとは考え難いですね。
と言う事は、これがある程度の有益なトレード手法の対象は、デイトレードかそれ以下になります。
次に、出来るだけボラティリティの高い時間にやった方が利益は出易くなりますね。
それでは、以下にポンド円のデータを示します。

縦軸はpips、横軸は各時間(メタトレーダー時間 GMT+2 or +3)
1999/1/4日~2023/6/16日先週末までの最新
15万2,400本分のデータが上のものになります。
青 □ Bodyがローソク足実体部の値幅
赤 □ Volが上ヒゲから下ヒゲまでの値幅
メタトレーダーの時間は日本時間に直すと、夏時間で24時が朝6時です。(冬-朝7時)
40pips程度のボラティリティがあるのは9~ 19時というのが分かります。
次に、大きく動く時間はその時間の中で2つの山を作っている時間が見えます。
11時を山の頂点とする、9~13時。日本時間 15-19時。
17時を山の好転とする、14~19時。日本時間 20-2時。
デイトレード等の短期トレードは、この時間帯に行うのがボラティリティ的に有利であるのが、データから分かります。
それでは更に少しデータを示します。

上のデータは何でしょうか?
これは、実体とヒゲの部分を単純に割り算したものです。
例えば0時ならば
実体の値幅 12.36pips
ヒゲを含めた値幅 28.66pips
ヒゲを含めた値幅に対しての実体の値幅の割合。
これで分かるのは、1時間の最大値幅から43.12%の値幅まで1時間経過すると縮小して終わるという事です。
このデータを単純にトレードで使うなら
例として、17時にエントリーしたボジションが17:40分の時点で50pipsまで利益が伸びている。
データで17時の平均値幅を見ると、50pipsで実体は24pips。
この先、20分で現在のポジションの値幅は24pips程度まで下げる可能性があるので利確を行う等。
データの全てを使うのではなく、一部を使うと効果的です。
他にも、例えば陽線中の上ヒゲ、下ヒゲの比率はどうか?
時間による差はあるか?
曜日による差は?
他にも大きく動いたあとの次の足の値幅はどうなっているのか?
また、これはユーロ圏の通貨になりますが、ニュージー、オージーは朝の値幅も出ます。
それが分かれば、朝にオセアニア、夕方からはいつも通りというのもアリですね。
データはどう分析して、どう使うかです。
効果が期待できない分析もあれば、効果的な分析もあります。
まずは、自分がどう分析するのかをデータ的なアプローチを試してみるといいかと思います。
データはメタトレーダーから落とせます。
あとは、そのデータからエクセル等の表計算ソフトを使い分析できます。
トレードはデータや数値だけでは勿論勝てません。
逆に感覚だけでも勝てません。
データ、感覚を合わせたハイブリッドにする事が必要です。
これは一般的なお仕事でも全く変わらないように、トレードであっても違いはありません。
片方に偏ってはいけません。
バランスが大事です。
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